HOME > 立位姿勢と片足立ち
目を開けて立っている時は、目からの視覚情報と内耳にある前庭器官(★読み方)、足裏の感覚受容器からの情報を使って、立位姿勢のバランスを保とうとします。この時、脳は視覚情報と前庭情報を元に筋肉に対して命令を出し、姿勢を微調整します。これらのやり取りはほとんど無意識に行われています。 上記の各器官の連携が、上手く出来ているとバランスよく立っていられるのですが、連携が上手くいっていないと、腰痛や膝痛などの症状の原因となります。 3つの器官の連携機能が正常であれば、目をつぶった状態でもしばらくの間バランスを維持出来ます。10~50歳の方は30秒間、51~60歳の方は20秒間、61~70歳の方は10秒間維持できれば正常です。 ・前庭機能の低下 ・頭蓋骨(とうがいこつ)の動きを改善させる
立位姿勢で使われる器官
また、目を閉じた状態の時は、関節にある関節位置感を支配している神経から脳に関節の位置情報が伝達され、立位バランスを保ちます。
片足立ち検査
この連携が上手く出来ているかを調べるときに用いるのが、「片足立ち検査」です。整形外科検査法では「ロンバーグテスト」と呼ばれています。
やり方ですが、まず、はだしで平面の床に立ってもらい両腕をだらんと下垂させます。そして、片方の膝を骨盤の高さの高さまで上げてもらい、しばらくそのままの姿勢を維持してもらいます。この時にカイロプラクターが観察するのは、片方の骨盤が下がっていないか、ふらつきがないかです。
目をつぶった状態で行う片足立ち検査もあります。
目をつぶった片足立ちを何秒保てれば良いのか
片足立ちが出来ない原因の一例
・大脳または小脳の機能低下
・足底感覚受容器の機能低下
・足腰の筋肉の問題
・抹消(まっしょう)神経機能の問題
・足首の関節が硬い
カイロプラクティックケア
・関節の機能改善
・筋肉の機能改善
・末しょう神経機能の改善
・脳の機能改善のためのリハビリテーション指導
・片足立ちのリハビリテーション指導