孫の抱っこによるお尻の痛み(仙台市の60代女性 主婦)
2日前の朝4時頃に左のお尻が痛くなり目が覚めました。痛みは常にありますが、朝が最も痛いです。最近、孫を抱っこすることが多いので腰に負担がかかり、お尻が痛くなったのではないかと思います。
【お尻の痛みの場所】
【初診時の状態・カイロプラクティック検査】
・立位姿勢では痛くないが、座っていると痛い。
・左右の股関節の動きの制限。
・骨盤の前側の関節(恥骨結合)の歪み。
・背中の筋肉(腰方形筋の肋骨付着部)の硬結。
・左右の太もも外側の筋肉(大腿筋膜張筋)の緊張。
・左右の腸骨筋の短縮。
・お尻の筋肉(大殿筋)の緊張。
【カイロプラクティック ケア】
明け方に最も痛みが強くなるのは関節由来の痛みである場合が多いです。そして、お身体を検査してみると股関節をまたぐ腸骨筋という筋肉が短縮していたので、腸骨筋の短縮により股関節の動きが制限されて痛みを生じているのではないかと考えました。
【施術の経過】
1回目の施術を終えて、次の日の朝は痛みがなかったそうです。しかし、その2日後からお尻の違和感が出始めたそうです。股関節の状態を調べてみると、関節の硬さが少し戻っていました。違和感の正体はこの関節の固さだったようです。2回の施術で、股関節を含めて身体全体のバランスを整えました。その後は痛みや違和感は出ていないそうです。
【院長のコメント】
初回の施術後に問題が再発するのはよくある事です。なぜかと言いますと「今までの悪いバランスが正常なんだ」と脳が思いこんでしまっているので、治療以前の状態のバランスに戻ろうとする反応が出るのです。