整体とは
整体の目的とするところは、主に術者の手を用いて関節のゆがみを始め、筋肉や身体全体のバランスを整え、自然治癒力を活性化させながら、健康維持、増進、病気の治癒を目指す民間療法です。
整体の歴史
「整体」という言葉は、野口晴哉(のぐちはるちか)という先生が最初に創案しました。それは昭和初期、様々な手技療法、操法を研究し、統合させたのが始まりです。それ以前は、「自己改善療法」「正體(せいたい)」「正胎(せいたい)」と呼ばれていました。整体はさらに、日本の柔術や骨法、中国から伝わってきた手技、アメリカから伝わってきたオステオパシーやカイロプラクティックなどの手技をとり入れました。整体は、このように様々な健康法を統合させ、少しずつ発展を繰り返しながら、今もなお変化し続けていると言えます。
整体の現代の姿
過去の流れの中で、多種多様な発展を遂げてきた整体。それゆえに、現在は色々な種類、流派があります。日本の武道を中心とする整体、中医学を中心とした整体、オステオパシーやカイロプラクティックを中心とした整体、整体の団体が独自の理論や思想などを加えた整体などさまざまです。
このように、整体と一言で言っても本当に様々な形があるため、当然、整体院それぞれで受けられる施術も違ってきます。