ぎっくり腰後の足の付け根の痛み・左膝の痛み・腰痛(仙台市の60代男性 デスクワーク)
9年ほど前に、ぎっくり腰になった後から腰痛が続いています。腰痛が起こり、しばらく経ってから左脚の付け根の痛みも始まりました。この痛みは、脚の付け根から膝にかけて広がるような痛みです。寝ている時は、左の膝がしびれるような、またはつるような痛みが起こります。それと、座っている状態から立ち上がる時に、膝の外側に痛みを感じます。
カイロプラクティック検査
腰から膝にかけての筋肉の状態を調べたところ、左の大殿筋(※だいでんきん)、左の大腰筋(※だいようきん)、左の膝窩筋(※しつかきん)、左の内転筋(※ないてんきん)、これら4つの筋肉に筋力低下がみられました。また、左膝の外側にある腸脛靱帯(※ちょうけいじんたい)の短縮(※たんしゅく)が起こっていました。
また、関節の動きを調べたところ、左の仙腸関節(せんちょうかんせつ)、左の股関節、左の膝関節に動きの制限がみられました。
※大殿筋:お尻にある大きな筋肉です。
※大腰筋:お腹の中を通っているインナーマッスルの一つです。
※膝窩筋:膝の裏にある小さな筋肉です。
※内転筋:太ももの内側にある筋肉です。
※腸脛靱帯:太ももの外側にある強靭な膜状の靱帯です。
※短縮:筋肉の繊維が短くなった状態です。
※仙腸関節:骨盤にある腸骨(ちょうこつ)と仙骨(せんこつ)の間にある関節です。
カイロプラクティック・ケア
9年前のぎっくり腰をきっかけに、身体の左右のバランスが崩れて、左右の体重のかかり具合が悪くなってしまい、左の脚の付け根の筋肉や、膝への負担が徐々に増えてきたため、様々な症状が起こったのだと考えられます。今回の腰痛と脚の付け根の痛みは、大殿筋(だいでんきん)というお尻の筋肉から生じたもので、膝の痛みは、膝の前面にある外側広筋(がいそくこうきん)の筋膜から生じたと推測出来ます。
施術の経過
初回は、骨盤の歪みと背骨の歪みに対する施術を中心に行っていきました。その結果、腰の痛みは軽減し、足の付け根から膝にかけての痛みは、完全に無くなりました。
4日後に2度目の施術を行いました。この時も、前回と同様の施術を行い、更に筋肉の調節も新たに行いました。施術直接は腰痛が無く、前回よりも更に状態が改善されました。
7日後に再度、ご来院して頂き、痛みの具合をお伺いしたところ「2-3日経ってから腰痛が徐々に戻ってきた」と仰っておりました。この時の施術は、細かい筋肉の調節をメインに行い、再発を防ぐような施術を行いました。
その後は、腰痛の再発はなく、現在は身体のケアのために、3週間に1回のペースでご来院して頂いております。