肋椎関節機能障害(ろくついかんせつきのうしょうがい)とは
肋椎関節、肋横突関節(ろくおうとつかんせつ)、肋軟骨関節(ろくなんこつかんせつ)、またはその複合の関節の機能障害です。
主な発症要因
・腕を伸ばす
・物を持ち上げる
・身体を捻る
・直接の打撃
・物を投げる
・物をつかむ動作
など
肋椎関節機能障害の症状
・背中の痛み
・首が傾いた姿勢になる
・肩の痛み
・胸の痛み
・腕の痛み
・深い呼吸で痛みが増す
など
肋椎関節機能障害の検査所見
・肋椎関節の動きの制限
・患部に触ると痛い
・患部周辺の筋肉の過緊張
・胸椎椎間関節の動きの制限による、肋椎関節の不安定性
肋椎関節機能障害は、肋骨骨折や胸椎椎間板障害(きょうついついかんばんしょうがい)、椎間関節機能障害(ついかんかんせつきのうしょうがい)とよく似た症状なので、しっかりと鑑別する必要があります。
肋椎関節機能障害の治療
カイロプラクティックの施術で改善できます。その主な施術方法をご紹介します。
・アジャストメント(関節矯正)
・患部の関節を緩やかに動かす、モビリゼーション
・筋肉や靱帯を柔らかくする
・キネシオテーピングを貼る
患者がスポーツ選手の場合
きちんと痛みがなくなってから、競技に復帰するのが望ましいです。